2012年7月9日月曜日

第46回教師力BRUSH-UPセミナーin旭川報告

 平成24年7月7日(土)「第46回教師力BRUSH-UPセミナーin旭川」に盛会のうち終了しました。真夏の休日にもかかわらず7名の方の参加をいただきました。
当日の会場は、暑くてバテ気味でありましたが、参加者の皆さんが終始なごやかな雰囲気でセミナーがすすめられ、事務局といたしましても嬉しい一日でありました。

講座1/松田剛史「教室ファシリテーション入門」

スライドによるESDの理論研修の後、参加者によるファシリテーション体験。会場から離れて持ち寄った「素敵な物」の紹介、それによる物語を作るワークショップ。一連の活動にから、ファシリテーションのプロセスを体感するというプログラムでした。あちこちから笑い声が聞こえる、楽しい時間となりました。

参加者の感想
ESDの視点を教室に入れることで、学習した内容が、より学び手に還元されると感じました」「先生の経歴がステキー!と思ってしまう。魅力的な人と思いました。やってみるって大切だなあと改めて思う講座でした」

ミニ授業提案/
細山崇氏による小学校算数「分数」、大西陵公氏による小学校国語「俳句」の授業提案。5分間の中で、いかに提案性のある授業をするかが、今回の見せどころでした。

参加者の感想「
5分でも45分でもムダをはぶくということは同じ、という堀先生のコメント身にしみました」「子どもの立場になることで、どこでつまづくかがわかったので、とても参考になりました」

「1枚の写真で授業をつくる」(各20分)
森岡達昭氏、堀裕嗣氏による模擬授業。森岡氏は写真から新聞づくりの授業を構成し、見出しを考えさせるもの、堀氏は看図作文の実践。どちらも、参加者にとっては新鮮な提案となりました。

参加者の感想
「1枚の写真であれだけ考えることができるのだと驚きました」「お二人とも、違ったスタイルで提案していて、ひとつの素材をこんなふうに色んな見方で授業ができるんだなあと、目からウロコでした。自分でも考えてみようと思います」


 講座2/小林智「統率を意識した授業技術5つのポイント」

「聞く力を高める」ことをテーマに、統率を意識した授業技術の提案。「心のコップ」「聞き方スキル」をはじめ、「聞く力」の技術が盛りだくさん。手書きの学級通信も貴重な資料でした。

参加者の感想
「先生のように授業だけではなく学級でも、聞くことへの意識を高めたり、聞く大切さ楽しさを実感させられるようになりたいです」「通信、じっくり拝読します」


講座3/桑原賢「授業のユニバーサルデザイン5つのポイント」

特別支援教育の視点を取り入れた授業のポイントについての提案。「みてわかる」ことを中心に、「視覚化」「見通しを持たせる」「スモールステップ」ほか、定型発達の子どもにとっても、わかりやすい授業とは何かについて提案した。

参加者の感想
「自分の授業や支持の点検ができました」「言葉に頼らない指導の大切さを感じました」

学びのシェアリング/太田充紀

最後は、太田氏の進行による参加者と事務局を交えてのシェアリング。研修の疲れなど感じることもなく、活発な交流がなされていました。

参加者の感想
「みなさんに自分の課題を受け止めてもらえたことがプラスになりました」「話し足りない位だったので、実りの多い研修だったのだと改めて思いました」

 参加者の皆さん、お疲れ様でした。
今回のセミナーが、皆さんにとって、お役に立つものであったかどうかは、はなはだ心もとないのが正直なところでありますが、また、どこかのセミナーでお会いしましょうね。
ありがとうござました。
(文責:桑原賢)

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