2014年6月18日水曜日

担任不在で最も困るのは、子ども達

 先日まで体調を崩し入院していました。退院してみると学校では運動会の取り組みの真っ最中でした。行事の中で子ども達を成長させようと計画していた自分にとって、その時間を最初から共有できなかったことを残念に思っています。

 入院中、当然発病の原因や対策について教わるわけですが、原因については複数考えられるのではっきりとしないということを言われました。その原因の中にストレス、疲労の2つの可能性が挙げられていました。

 よく思い返してみると、4月に転勤をしました。環境が変わると、それに適応するために大変苦労したという方が多いと思います。僕も例に漏れず、職場への適応や地域の様子について理解するのに苦労をしたように思います。
 また、新年度業務を進めていくうちに、「これもやらなくちゃ」、「そういえばあの仕事が…」なんて言いながら、退勤が遅くなることもありましたし、少年団の活動を終えてから仕事に取りかかり、帰宅がさらに遅くなったということもよくありました。

 もちろん遅く帰宅したりするわけですから多少の自覚はありますが、「まだ無理がきくだろう」、「ここをしのげば…」などと考えていたことが多かったと思います。転勤したばかりだから、年度初めだからということでストレスや疲労をあまり自覚しないままに日々を過ごしていました。結果、睡眠や休養の時間を確保できないまま電池切れを起こしてしまい、今回の入院となったと僕自身は結論づけています。

 目先の仕事に追われていくと、どんどん苦しくなって体力的にも精神的にも余裕がなくなってきます。そのしわ寄せは確実に子どもたちに影響します。とはいえ、仕事が多いのも事実ですから、どのようにして仕事の工夫を図っていくかが重要になります。だから自分自身を体力的にも精神的にも追い込まないよう、現在はできるだけ次の週のことは先週の段階であらかじめ決まっている状態にしています。
 また、体調を崩してしまうと子どもたちとの関係が日ごとに希薄になっていくことを感じました。そうならないためにも、無理をせずに休むことも必要です。体の調子が悪いなら病院に行くべきでしょう。徹夜なんてしてしまうと復調するのに時間がかかります。

 
 今回のことを教訓として、早く退勤して体を休めるように、土日に仕事を持ち帰らないように気をつけて毎日を過ごすようになりました。担任が不在になって最も困るのは、子ども達なのですから。 

(鈴木 将之)

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