2014年8月24日日曜日

町に飛び込んで子どもの姿を知る

 学校の地域にあるお店とか祭りが好きで、前任校では保護者がやっているお寿司屋さんや理髪店にたびたび行っていました。そこで地域お祭へ誘われ、一緒に練り歩いて太鼓を叩いたりしているうちにすっかり祭りにハマってしまいました。そうしてできた地元の人と交流の中で、地域の成り立ちや街の様子などをたくさん伺うことができました。

 学校の中にいただけではわかりにくい「地域の様子」を知ることは、子どもたちの生活のバックグラウンドを知ることにつながりました。前任校は昔からある商店街にありましたので、町の人たちが近所の子ども達の遊ぶ様子をそれとなくみていたり、祭りの準備を通して年長の子が小さな子の面倒をみる習慣があることもそこで初めて気がつきました。現任校の地域のお祭も来月にあります。準備会に参加することで、町の今昔をたくさん聞くことができました。

 子どもたちの生活は学校だけでなく、地域の中にもあります。当たり前のことかもしれませんが、そのことに気がつくのにずいぶん時間がかかったように思います。地域や家庭といった、子どもたちのバックグラウンドにあるものに気がつくことで、子どもたちへの関わり方もちょっと変わったかな……と思っています。

 子どもたちのバックグラウンドを知る手段は色々あると思います。私は自分なりに見つけた方法が、大好きな祭りに参加するという方法でした。祭りに参加することで、地域の人からは喜ばれ、自分も楽しく、何故か管理職も喜ぶ、というオマケ付きでした。

(増澤 友志)