2016年1月20日水曜日

大切なものは目に見えない(『星の王子様』サン=テグジュペリより)


今年度育児休暇を取得し,その育児休暇も残すところ2か月余りとなった。この間,十勝管内の様々な所に行き,様々な人と出会いお世話になってきた。

上半期に一番お世話になったのは帯広動物園。通うこと60数回。おそらく一生の中でここまで通い詰めることはもう二度とないだろう。動物園は,気温・天候に関わらず開園していてくれた。暑い時には,動物だけではなくお客さんの涼む場所を作る。雨の降った後は,子どもたちが水たまりで濡れないようにブレードで水をかき出し,水たまりを消す。そして,毎日のようにベンチや机をふいていた。

下半期で一番お世話になっているのは地域の子育て支援センター。週に3~4回は通っているだろう。そこの先生方は,来た子供たちの年齢層を見極め,遊び道具を準備し,子どもたちを楽しませてくれる。時には何度も遊びを変えることもある。それをお母さんたちの悩みも聞きつつ,子どもたちと一緒に遊びつつ,後片付けも同時にやっている。

自分たちがいる時間は,2~3時間ぐらいのもの。動物園の方々も支援センターの方々も人が見ていないところでどれほどの準備・苦労をしていることだろう。本当に頭の下がる思いである。これから育児休暇が終わり,現場に戻る。これからは,目の前の子どもたち(自分の子どもを含めて),保護者,他の先生方などなど目に見えないところを大切に取り組んでいきたいと思う。
(木下 尊徳)

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