2017年1月17日火曜日

私の仕事術

長かった北海道の冬休みが終わり、学校生活の日常が戻ってきました。あっという間に過ぎていく3学期ですが(地域によっては後期4節とか言ったりします)、やることも多くて決して暇ではありません。
必要な仕事に時間を割くためには効率よく進められる部分さサクッと終わらせることも大切です。3人の子供がいる(中2、小2、4歳)私の一日をちょっと振り返ってみます。

ある日の私の一日です。
午前3時30分    起床。
        コーヒーを入れて仕事を開始。
        時間割作成からスタートして、教材研究や学級通信も書く。
午前5時50分    仕事終了。朝食の準備と寝室から二女と長男をリビングへ移動させる。
午前6時              録画してあったアニメを流し、子供たちの目覚めを促しながら朝食準備。
午前6時20分    「早く食べないとテレビ消すぞ」などと脅かしながら急かす。
        その間に自分の身支度と子供たちの服を用意。
        ゴミ出しを行い、ふろ掃除を終わらせて朝食の進み具合を確認。
午前6時40分    「そろそろ起きないとやばいぞ」と長女の部屋の電気を付ける。
        再び外へ出て、自動車のエンジンをかける。
午前6時45分    長男に洋服を着せていると、二女が洋服に文句を言い始める。
        イラッとしながら「だったら自分でもってこい」と冷たく言い放つ。
午前6時50分    保育園に通っている長男を連れて出勤。
        二女と玄関前でタッチして別れる。
午前7時              保育園到着。朝の先生に挨拶。
        ジャンパー、連絡帳を所定の場所におき長男とさよなら。
        学校へ向かう。
午前7時55分    冬の高速道路にいらいらしながら始業時刻に滑り込む。
        勤務開始。

★学校で仕事★

午後5時              冬期間は渋滞の予測がつかないので早めに退勤。
午後5時50分    道路状況が良くスムーズに保育園へ到着。
午後6時10分 二女の通う児童館に到着。
午後6時15分 帰宅。
        夕食の準備。
午後7時              中学生の長女帰宅、夕食を食べさせる。
午後7時30分 子供たちを風呂へ入れる。
        二女の宿題とその〇つけ(面倒だなと思いながら…)。
午後8時50分    下の子二人を寝かすために寝室へ。
        長男が絵本を読めというので文章を少しとばしながら読む。
        二女が「ここ読んでないよ」と余計な一言を言う。
午後9時頃           二人を寝かしながら一緒に寝てしまう。
午前3時30分    起床。
        以下、はじめに戻って同様に一日を繰り返す…。


 妻の仕事が不規則な時間帯で動く職種のため、子供に関することは私が受け持っています。こんな生活をかれこれ10数年続けています(保育園も同じだけ通っています。古株になりました…)。お母さん先生にはきっと共感いただけるはず!

 こんな私が仕事をする上で気を付けていることを3つ紹介します。

その1 今できることは今やる(明日できることもできるならやってしまう)
 子供はいつ熱を出すかわかりません(お母さんはわかりますよね!)。明日やろうと思っていたことが、予定通りできないことなんてざらです(この時期、保育園からの電話が恐怖…)。行事の反省や学級事務(テストの〇つけ、掲示物の張り替え、提出物のチェックや整理など)は気づいたらすぐやるのが鉄則です。

その2 いい加減を意識する
 いい加減=「適度な加減」です。決して手抜きをするわけではありませんが(たまにします…)、時間的に厳しいものは割り切って妥協することも必要です。学校の仕事は完璧にやろうと思うと際限なく仕事が増えます。すべてを10割の力でやらずに6割でいいものは「いい加減」で仕事をすることも仕事を停滞させないコツです。

その3 無理をしない
 無理は禁物です。体調を崩すと学校はもちろん家庭内でもいろいろと大変です(あなたの体はあなただけのものではありません!)。逆に学校の仕事は替えがききます(あなたが思っているほどあなたじゃなきゃダメな仕事は少ないものです)。健康であることが仕事を効率よく進める最も大切なポイントです。コンディションの管理はプロとして大事ですよね。

 今まで全てを全力でこなしてきた力のある先生ほど、家庭ができて両立に悩むものだと思います。特に、産休明けの女性の先生なんて身軽だった時代とのギャップに苦しんでいるのではないでしょうか。
そんな人を周りで支えるのはもちろん(職員室のあの人、大変なんですよ!)。自分自身でも仕事の仕方を「モデルチェンジ」するといいのではと思っています。私の場合も1人目、2人目、3人目と家族が増えるたびにそれまでの生活との違いに戸惑いました(「マイナーチェンジ」を繰り返しながら今に至ります)。

 本当に時間をかけたいもの(自分自身の研究テーマみたいなもの)は「片手」にしっかりと握り、もう片方の手はフリーにしてその時その時に必要なことを持ち替えながら仕事をしていくのもいいのではと考えています。持ちきれない荷物はいったん置くことで、もっといい持ち方(効率的な持ち方)に気付くこともできるものです。


山本和彦(北広島市立大曲小学校)

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