2017年9月14日木曜日

行事と日常のサイクル


今週、遠足がありました。天気が心配でしたが、どうにか実施することができてホッとしています。遠足は1年間に1回という学校が多いと思いますが、勤務校では数年前まで春にも実施し、1年間に2回遠足をしていました。私自身、2回行ったことがないのでどのようにしていたのか興味があったので話を聞いてみました。

 

春の遠足は、学級のまとまりで行きます。列の間隔が開きすぎないようにまとまって歩く、交通ルールを守るなど、規律を重視していたそうです。目的に着いてからも学級で動くようにし、学級のルールや結びつきを大切にしていました。

 

秋の遠足は、縦割り班で行動します。6年生がリードして、下級生と一緒に行動します。6年生がみんな楽しめるようにと遊びの計画をし、その計画をもとに縦割り班で話し合う。決まった遊びを実行していく。こちらは、規律よりも自主性を重視しています。

 

二つの遠足は、日常にも生きます。春の遠足で、規律を重視することは、教室移動の仕方など学級経営でルールを浸透させていくことにつながります。また、秋では規律を土台に子どもたちが自主的に動きます。6年生は、どの子もリーダーをやることでたくましくなり、下級生は6年生の進め方を学び、係や集会などの活動で生かしていきます。クラスの段階を踏まえて、その段階に合った遠足の仕方が設定されていました。遠足と日常がサイクルになっていて、集団や個が高まっています。

 

遠足だけでなく、どの学校行事も同様ではないでしょうか。日常の取組を行事につなげ、行事で育てた力をどのように日常に生かしていくのか、行事と日常はサイクルになっています。遠足の次の行事は、学習発表会。日常とのつながりを意識して取り組みたいです。

(加賀 大介)

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