2017年9月26日火曜日

評価は自分のリフレクション

 前後期制の札幌は、成績提出の時期です。今年は6年生の担任なので、所見もたくさん書くところがあります。今回とにかく悩んで、土日にずっと頭を捻りながら所見を書いていました。何度も消して、書いて、直してやっと完成です。

 なぜこんなに時間がかかったかというと、きちんと子どもを見れていなかったからだった、と思っています。一生懸命子どもたちを指導していたことは確かだけど、あまり余裕のある状態ではありませんでした。

 私は低学年担任になることが多く、今の学校に異動してから初めての高学年担任でした。教科指導にしても、行事の取り組みにしても、困ったときにぱっと出てくる引き出しの数は低学年の時に比べると少ないので、悩むことも確かに多くありました。

 そんな中、子どもたちや周りの先生たちに助けられながら無事に前期を乗り切ってきました。ですが、余裕のない中で指導していて、果たして子どもたちの成長をきちんと後押しできただろうか……と反省しています。

 通知表の所見は子どもたちへの評価であると同時に、教師自身の重要なリフレクションでもあると改めて思いました。子どもたちの成長を意識しながら、どのように指導していくのか計画したり、関わったりすること……と書くと当たり前のようですが、今回自分がそこが十分でなかったことを後期に生かしていきたいと考えています。

 6年生の子どもたちが卒業に向けて、小学校生活の最後のステップを大きく羽ばたけるようにするために、子どもたちに向かう目線を見直していく必要を感じています。前期の評価で自分が感じたことを、どのように後期に反映させていくのか子どもたちに通知表を渡しながら考えていきたいと思っています。
(増澤友志)

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