2017年10月16日月曜日

活力のもとは

3年ぶりに、札幌市民合唱祭に出場しました。
たった5分たらずですが、1000人収容の大ホールのステージに立って歌う貴重な機会です。
今年は、miwaさんの『結』を歌いました。
昨年度のNHK全国学校音楽コンクール中学校の部の課題曲です。
何度出場しても、1000人収容の大ホールのステージに立つことは、緊張感とともに喜びが心を満たします。
ピンとはりつめた舞台袖の空気は、何度味わってもよいものです。
優秀な発表をした団体には何か賞が当たるらしいのですが、私たちはステージに立って歌わせていただくことそのものに、大きな意味を感じて続けています。

一緒に歌うのは、学生時代からの合唱仲間。
最初は十数名でステージに立っていましたが、卒業から時を経るとともに全国に散り散りになり、今は数名でやっています。
教員を始め、様々な立場に身を置く仲間とのつながりは、とても貴重です。
大学卒業から十数年経ってもこうして集まり、共に歌える環境は、望んでもなかなか得られるものではありません。

時を同じくして、『君の名は。』のDVDを借りて見ました。
ようやく。今更。
担任クラスの子がRADWINPSの『スパークル』のCDを持ってきたのがきっかけです。
めんこい教え子の好きな曲であることに加え、前奏の強弱の付け方に心惹かれ、そこから曲の経緯をたどっていく中で行き着きました。
「男性にはピンとこないよ~」などとと聞いていましたが、観て良かった、というのが率直な感想です。楽曲と映像との融合に息を呑みました。

いつからか、世に出される新しいものに疎くなり始めていました。
年齢によるものか、視野の狭さによるものか、日々の慌ただしさに紛れてか。

気がつけば家と職場の往復になってしまいそうな昨今。
家庭や職場外のつながりや文化に努めてふれることが、人として、結果として小学校教諭としての活力を保つもとになっていると感じます。

(斎藤 佳太)

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