2018年3月5日月曜日

約40年ぶりの再会

1年生の担任ということで、ほぼ毎日、国語の時間を5分ほど使って読み聞かせをしています。低学年を担任する時は「集中して話を聴く」力をつけるためと、「本に親しんでもらう」ためという意図で行なっています。
今年、1学期と2学期の週明けは「おさるのジョージ」(岩波書店)を読みました。出ているシリーズを全巻読みました。そこで、3学期は「おさるのジョージ」の前身にあたる「ひとまねこざる」シリーズを全巻揃えました。
その中で「じてんしゃにのるひとまねこざる」を読んだ時、私の絵本との出会いが蘇ってきました。主人公のジョージではなく、お話に出てくるこぐまが木から落ちそうになる場面…なんか見覚えがあるな、と。話のストーリーがどうだったかは覚えていなかったのですが、絵が記憶に残っていました。「はやおきしんぶん」と書かれたかばんにこぐまが入って救出されるというものです。
おそらくですが、自分が2〜3歳くらいの時に初めて与えられた絵本の一つではないかと思います。字は読めないけど、絵ばっかりパラパラとめくっていた時期かなと思います。
何気なく選んだ本が昔の記憶とつながる。そんな面白い経験をしました。もしかしたら、今回の本よりもさらに過去とつながる本が出てくるかもしれません。絵本の違った楽しみができました。

(大西 陵公)

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