2018年3月5日月曜日

何を伝えるか 誰が伝えるか

 小学校6年生を担任している今。
 もう卒業式までのカウントダウンも一桁になろうとしています。
 この時期になると、どうしても「あれもできるように」とか「ここはもっとできるように」と考えてしまうことが多く、そのゆとりのなさが子ども達に悪影響を及ぼしてしまう経験がありました。

 そこで今回は、学級担任として伝えたいことだけではなく、様々な大人からそれぞれのメッセージをもらうことにしました。いわゆる外部講師、ゲストティーチャーです。
 小学校は基本的に学級担任制ですから、一緒にいる時間が長いため、かかわりも深くなります。しかし、その一方で同じメッセージが繰り返されてしまい、メッセージ性が 薄れてしまうこともあります。ですから、ゲストティーチャーの活用が非常に重要だと思うのです。

 たとえば学級担任の私が、「中学校に行くと家庭学習は一日〇分は必要みたいですよ。」と話すのと、実際に入学する中学校の先生から、「中学校は授業だけでは難しい。家で学習する習慣が必要です。」と言われるのでは、子ども達の行動はかなり変わってきます。

 卒業間近で、あれこれ伝えたい気持ちも大切です。しかし、そんな時期だからこそたくさんの大人と出会い、様々な価値観と出会うことは、とても刺激的です。「何を伝えるか」と同じように「誰が伝えるか」という視点をもてば、子ども達は前向きに次の学年に進めることができる、そんな気がしています 。 (西村 弦)

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